映画『岬の兄妹』は、障害を抱える兄と妹が売春で生計を立てる姿が描かれています。
- 悲痛な兄妹愛を見たい
- 現実から目を背けたくない
- 正解がない問題と向き合いたい
映画『岬の兄妹』概要
あらすじ
とある地方の港町。失踪癖がある自閉症の妹・真理子(和田光沙)がいなくなり、兄・良夫(松浦祐也)は不自由な足を引きずりながら町中を探し回る。
友人の警察官・肇(北山雅康)は呆れた様子であまり心配していなかった。
夜になってようやく帰ってきた真理子に良夫は安堵する。ところが真理子は町の男に体を許して金銭を受け取っていた。

生活に困窮した良夫は罪悪感を抱きながらも妹に売春をさせて生計を立てようと試みる。
キャスト
道原良夫(松浦祐也)
足が悪く仕事をリストラされてしまう。
道原真理子(和田光沙)
良夫の妹で自閉症。失踪癖がある。
溝口肇(北山雅康)
良夫の友人で警察官。
作品情報
『岬の兄妹』(2018年)
出演:松浦祐也, 和田光沙, 北山雅康
監督 / 脚本:片山慎三
映画『岬の兄妹』感想

見どころ3選
- 目を背けたくなる貧困描写
- 体を売って知る新しい感情
- 脱糞で回避する危機的状況
ひと言で表すなら、兄が自閉症の妹に売春をさせて生計を立てる物語です。
しかしながらそこにいたるまでの経緯を知ると、決して兄を責めることはできません。むしろ妹への愛情を感じます。

互いに障害を抱える兄妹が生活に困窮する姿は目を背けたくなるほど壮絶。
路上で捨てられたゴミを漁り、ポケットティッシュを「おいしい」と言いながらむしゃむしゃ食べます。そこまで追い詰められたことがあるでしょうか。
次第に電気も止まり、切羽詰った状態で葛藤の末に選んだ生きる手段が売春です。正義や正論で今日の生活は救えません。

自閉症の妹・真理子をフルヌードで熱演するのは和田光沙。老人にクンニをされたり、中学生の初体験相手となったり、過激な売春シーン挑みます。
注目すべきは、真理子が体を重ねることに少なからず喜びを感じていること。
兄は妹の性欲に気づいていたため、売春を通して変化する妹の感情にも葛藤を抱きます。

また、妹だけでなく松浦祐也演じる兄・良夫も強烈。とある危機的状況を意図的に脱糞することで見事に回避します。
「こんな使い方があるとは」と感心すると同時に、この兄妹のたくましさを感じました。
ちなみに松浦祐也は『ローリング』でおしっこも漏らしています。失禁俳優ですね。


兄妹のしていることは正しいか正しくないかと問われたら正しくないかもしれません。しかしながら私は正解もわかりませんでした。
©SHINZO KATAYAMA
映画『岬の兄妹』視聴方法
動画配信サービス各社配信情報
本ページの情報は2021年3月時点のものです。
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