ヒューマンドラマ

映画『新聞記者』国家権力に抗う女性記者とエリート官僚

映画『新聞記者』は、東京新聞記者・望月衣塑子の同名ベストセラーを“原案”に記者と官僚が対峙する姿が描かれています。

  • 話題の作品を視聴したい
  • 官僚機関の構造が知りたい
  • 国家権力に抗う姿が見たい

映画『新聞記者』概要

あらすじ

ある晩、大学新設計画についての極秘情報が匿名FAXで東都新聞社会部宛てに届き、若手記者・吉岡エリカ(シム・ウンギョン)は上司から調査をするよう依頼される。

ところが内閣府の神崎(高橋和也)という人物までたどり着いた矢先に神崎が自殺をしてしまい、真相にたどり着けずにいた。

映画『新聞記者』吉岡エリカ役のシム・ウンギョン

一方、内閣情報調査室に勤務するエリート官僚・杉原拓海(松坂桃李)はかつての上司だった神崎の自殺に疑問を抱き調査を始める。

キャスト

吉岡エリカ(シム・ウンギョン)
東都新聞の記者で匿名FAXの真相を追う。
杉原拓海(松坂桃李)
内閣情報調査室勤務のエリート官僚。
杉原奈津美(本田翼)
杉原の妻で出産を間近に控えている。
倉持大輔(岡山天音)
エリカの同僚で調査に協力する。
神崎俊尚(高橋和也)
杉原の元上司で自殺してしまう。

作品情報

『新聞記者』(2019年)
出演:シム・ウンギョン, 松坂桃李
監督:藤井道人 原案:望月衣塑子
脚本:詩森ろば, 高石明彦, 藤井道人

映画『新聞記者』感想

映画『新聞記者』吉岡エリカ役のシム・ウンギョンと杉原拓海役の松坂桃李

見どころ3選

  • 官僚機関の構造と闇
  • シム・ウンギョンの涙
  • 表情だけで表現する心境

本作は、実在する東京新聞記者・望月衣塑子の同名ベストセラーを“原案”に描かれたフィクション。官僚機関の構造や闇が暴かれる、非常に挑戦的な内容となっています。

加えて、第43回日本アカデミー賞で最優秀作品賞・最優秀主演男優賞(松坂桃李)・最優秀主演女優賞(シム・ウンギョン)の3冠を果たし、話題となりました。

にも関わらず「うわぁ、情報系機関ってマジでこんな薄暗い部屋なのかな」という薄っぺらい感想を持ってしまった自分が情けない。

映画『新聞記者』杉原拓海役の松坂桃李

だって刑事ドラマとかに出てくるサイバー課みたいなところも大体が薄暗い部屋じゃないですか。だから実際のところどうなのかと。

映画『新聞記者』吉岡エリカ役のシム・ウンギョン

(気を取り直して主演賞の話をしましょう)

最優秀主演女優賞を受賞したシム・ウンギョンは授賞式でも涙を流していましたが、劇中でも涙の演技が印象的です。特に悔し泣きのシーンでは、つられて泣いてしまいました。

一方、 最優秀主演男優賞を受賞した松坂桃李はラストシーンでの言葉を発しない演技が余韻を残します。そこにすべてが詰まってる。

映画『新聞記者』杉原拓海役の松坂桃李

フィクションである本作でリアルを感じたラストシーンです。そのままボーっとエンドロールを眺めてしまいました。

映画『新聞記者』吉岡エリカ役のシム・ウンギョンと杉原拓海役の松坂桃李

©2019『新聞記者』フィルムパートナーズ

映画『新聞記者』視聴方法

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本ページの情報は2020年3月時点のものです。
最新の配信状況は各サービスにてご確認ください。

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ヤナマリ
記事内《敬称略》で失礼します。映画メディア「シネマトゥデイ」にて2年間ほどコラムと漫画の連載をしていました。このブログでは濡れ場の多いR指定映画やドラマの見どころを真剣に解説しています。