映画『東京難民』は、親の仕送りで気楽に生活していた普通の大学生がある日を境にホームレスに転落する姿が描かれています。
- 人が転落していく姿に興味がある
- ホストにのめり込む瞬間が見たい
- 困っている人を放っておけない
映画『東京難民』概要
あらすじ
大学生の時枝修(中村蒼)は、親からの仕送りで気ままな生活を送っていた。
ところが父親が借金を作って失踪し、大学は除籍されアパートも追いやられてしまう。
ネットカフェ難民となり日払いのアルバイトで食いつないでいたところ、声をかけてきたギャル・瑠衣(山本美月)に誘われて入ったホストクラブで泥酔。
瑠衣に騙された上に多額の請求をされ、そのままホストとして働くことになった修はホストクラブの裏事情を目の当たりにする。

キャスト
時枝修(中村蒼)
仕送りで気楽に生活していた大学生。
北条茜(大塚千弘)
清楚な看護師で修を指名する常連客。
順矢(青柳翔)
修の勤めるホストクラブの先輩。
川辺瑠衣(山本美月)
修を騙してホストクラブへ連れて行く。
作品情報
『東京難民』(2013年)
出演:中村蒼, 大塚千弘, 青柳翔
監督:佐々部清 原作者:福澤徹三
映画『東京難民』感想

見どころ3選
- ホームレスまでの爆速転落
- ホストクラブの裏ビジネス
- 転落が転落を呼ぶ二次転落
物語は、親からの仕送りが止まってアパートを追い出された大学生がその日暮らしを強いられるところからはじまります。
住所がないと、就職はおろかスマホの充電や着ている服の洗濯すら容易ではありません。

普通の大学生がまたたく間にホームレスに転落していく姿は、ホラー映画よりも恐怖を感じました。明日は我が身。だれにでも起こりうることです。
明日も今日と同じ環境・待遇・体調で働ける保障はなく、とても他人事とは思えません。
中村蒼演じる修はいくつかのアルバイトを経て寮付きのホストクラブで働き、なんとか住まいと収入を得ることができました。

しかしながらホストは規則も厳しく過酷な仕事。加えて、客から金を搾り取る非道なやり方にも疑問を抱くようになります。
修の枕営業シーンでは大塚千弘演じる常連客・茜が乳首出しヌードで濡れ場を熱演。


そして、困っている修を放っておけない茜も自ら借金をして転落の道をたどることに。

やりきれないのは、根が真面目な人ほど転落しやすいという構図。修も茜も、もう少し腹黒ければ転落を途中で食い止められたはず。
お人好しというか、ぶっちゃけ自業自得。ただそこには人間味があって、おそらくそういう人は(苦労はするけど)どんな環境でも腐らずに希望を持てる人なんだと思いました。
とはいえ転落しないに越したことはありません。足元をすくわれないように、自衛できるところは自衛しながら生きましょう。
©2014 東京難民 製作委員会
映画『東京難民』視聴方法
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本ページの情報は2021年11月時点のものです。
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