映画『ミツコ感覚』は、謎の男・三浦に翻弄される姉妹が描かれています。
- 気持ち悪い人を見たい
- 不快感は味わいたくない
- 会話の「間」を楽しみたい
映画『ミツコ感覚』概要
あらすじ
カメラマン志望のミツコ(初音映莉子)は、河原で写真を撮っていると挙動が怪しい謎の男・三浦(三浦俊輔)に声をかけられる。

そこにミツコの姉・エミ(石橋けい)と不倫相手の松原(古舘寛治)が通りかかり、三浦はエミの同級生であることが発覚した。

帰宅後、エミの不倫相手・松原が離婚する方向にあることをミツコに打ち明ける。しかしミツコは母親が父親の浮気の末に自殺しているため、2人のことを祝福できずにいた。
するとそこに「ミントティーが飲みたい」と、空気を読まない三浦が再び現れる。

キャスト
ミツコ(初音映莉子)
写真の専門学校に通う学生。
エミ(石橋けい)
ミツコの姉で上司と不倫している。
三浦(三浦俊輔)
ミツコに異常な関心を示す謎の男。
三浦の姉(山本裕子)
三浦の姉と名乗る謎の女。
松原(古舘寛治)
エミの不倫相手で離婚をする予定。
ミツコ役【初音映莉子】出演作品『月と雷』の感想はこちら 映画『月と雷』人間関係を築くのが下手な大人たち
作品情報
『ミツコ感覚』(2011年)
出演:初音映莉子, 石橋けい, 三浦俊介
監督 / 脚本:山内ケンジ
映画『ミツコ感覚』感想

見どころ3選
- 謎すぎる男・三浦
- 姉妹の絶妙な距離感
- 不快感のない気持ち悪さ
謎の男・三浦がとにかく怪しい。
ミステリアスで色気があるタイプの「怪しい」とか、ちょっと怖いタイプの「怪しい」などではなく「お前だれだよwww」という、思わず「w」を使ってしまう怪しさ。
さらには三浦の姉と名乗る人物までも一緒になってミツコの自宅やバイト先に現れます。ところが、姉に関しても姉ではない可能性が浮上。
これにより「お前だれだよwww」から「お前たちだれだよwww」にバージョンアップ。

とにかくミツコに近づくためにさまざまな嘘をつく三浦ですが、まったく悪びれません。
あまりにもミツコの行く先々に現れるので、後半は「ここで三浦が現れるんだろうな」と、三浦出現スポットを先読みしている自分がいます。
そしてその期待に応えるように、しっかりと現れる三浦。もう本当に「お前だれ」です。
三浦の怪演もさることながらミツコとエミの絶妙な距離感も見どころ。

不倫する姉と反発する妹の会話劇は圧巻です。ズレたまま、あれよあれよと進んでいく不条理な展開がクセになる。
また、エミの不倫相手・松原も普通ではありません(つまり登場人物みんなヘンテコ)。

終盤では松原の妻も現れ、もうてんやわんや。予測不可能な展開の中、一貫しているのは「三浦お前だれだよwww」という点。
こんなに不条理で気持ち悪いのに、不快感がまったく残らない新感覚の作品です。これが『ミツコ感覚』なのか。

©2011 GEEK PICTURES
映画『ミツコ感覚』視聴方法
動画配信サービス各社配信情報
本ページの情報は2021年3月時点のものです。
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配信状況 | サービス名 |
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