映画『淵に立つ』は、突然現れた男によって崩壊させられる一家が描かれています。
- 不気味な人が気になる
- 崩壊する家族を見たい
- 役者の演技に震えたい
映画『淵に立つ』概要
あらすじ
小さな工場を営む鈴岡利雄(古館寛治)は、妻・章江(筒井真理子)と10歳になる娘・蛍と3人で平凡な生活を送っている。しかしながら、妻との関係は冷めて切っていた。

ある日、服役していた利雄の友人・八坂草太郎(浅野忠信)が工場に現れる。
利雄は章江に断りなく八坂を雇い入れ、自宅の空き部屋まで提供してしまう。戸惑う章江も次第に礼儀正しい八坂に好意を抱く。
ところが八坂は事件を起こして姿を消し、消息がつかめないまま8年の歳月が過ぎる。
キャスト
八坂草太郎(浅野忠信)
殺人の罪で服役していた。
鈴岡利雄(古舘寛治)
八坂の古い友人で町工場を営む。
鈴岡章江(筒井真理子)
利雄の妻で夫婦仲は冷めている。
八坂草太郎役【浅野忠信】出演作品『私の男』の感想はこちら 映画『私の男』父娘から男女になる瞬間
作品情報
『淵に立つ』(2016年)
出演:浅野忠信, 古舘寛治, 筒井真理子
監督 / 脚本:深田晃司
映画『淵に立つ』感想

見どころ3選
- 謎の男・八坂の二面性
- ひと目を忍んでのキス
- 筒井真理子の役作り
浅野忠信演じる八坂が不気味すぎます。どこへ行くにも(寝るときも)ワイシャツとスラックスで、だれに対してもとにかく丁寧。
丁寧であればあるほど不気味度が増します。

そんな中で1度だけ八坂が声を荒げるシーンがあるのですが、それまでずっと「丁寧」を溜めてきただけあって二面性にしびれました(クッッッソ怖い)。
また、八坂は筒井真理子演じる人妻・章江と少しずつ距離を縮めていきます。川に遊びに行ったときに人目を忍んではじめてキス。

そのキスがもうパーーーフェクト!!!
理性と背徳感を見事に、見・事・に表しています。思わず叫んでしまいました。

なにより驚いたのが筒井真理子の役作り。
物語は前半と後半で8年の歳月が流れているのですが、本当に8年経過しているのではないかと思うほどに見た目が老け込んでいます。※特殊メイクとかではない
なんと、役作りのために3週間で13キロも体重を増やしたそうで。女優魂に震えました。八坂に対する前半の「好意」から「殺意」に変わる後半の狂気は圧巻。
罪を償った者・罪を罪と感じていない者・罪を犯そうとする者など、さまざまな視点から描かれる罪の重さは心をえぐります。

古舘寛治演じる夫・利雄がラストで見せる行動には考えさせられてしまいました。
©2016映画『淵に立つ』製作委員会
COMME DES CINEMAS
映画『淵に立つ』視聴方法
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本ページの情報は2020年1月時点のものです。
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