映画『影裏』は、失踪をきっかけに見えてくる親友の別の顔について描かれています。
- 人をすぐに信じてしまう
- 大人の青春を味わいたい
- イチモツに目を奪われる
映画『影裏』概要
あらすじ
会社の転勤で埼玉から岩手・盛岡に移り住んだ今野(綾野剛)は、赴任先で同い年の同僚・日浅(松田龍平)と出会う。
一緒に酒を飲み、釣りに行き、夏祭りに参加すると、今野は日浅に心を許していく。

しかし日浅は突然仕事を辞めてしまい、姿を消してしまう。さらに同僚の西山(筒井真理子)から借金をしていたことも発覚する。
日浅の足跡を辿ると、見えてきたのはそれまでとまったく異なる別の顔だった。
キャスト
今野秋一(綾野剛)
製薬会社の社員で岩手に転勤となる。
日浅典博(松田龍平)
今野の同僚で携帯も持たない変わり者。
西山(筒井真理子)
今野と日浅の同僚で日浅にお金を貸す。
副島和哉(中村倫也)
今野の旧友で岩手に訪れる。
作品情報
『影裏』(2020年)
出演:綾野剛, 松田龍平, 筒井真理子
監督:大友啓史 原作者:沼田真佑
映画『影裏』感想

見どころ3選
- 綾野剛の股間と生尻
- 中村倫也の新境地
- 影の一番濃い部分
文学的な作品を前にこんなことを書くべきじゃないことは承知の上で言わせてください。
綾野剛の股間が、とにかくデカい!
思わずフォントサイズを変えてまで伝えたくなるこの衝動。小学生男子みたいな感想になってしまい本当に申し訳ございません。

冒頭は綾野剛演じる今野のひとり暮らしの様子が描かれています。Tシャツとボクサーパンツというスタイルゆえにイチモツが強調。
その状態で、意図的としか思えないほどに股間ばかりが映る「股間カット」が続きます。ジャスミンの花を世話するシーンなんて、正直もう股間しか目に入りません。
そんな股間カットの末、最終的にはパンツを脱き捨てた生尻カットで締めくくられます。

これは過剰反応などではなく、明らかに(明らかに!)股間ばかりが映っていました。
綾野剛の股間といえば過去にも『そこのみにて光輝く』でだいぶ目立っていたのですが、本作はその5倍くらい強調されている印象。

『影裏』では、松田龍平演じる日浅の「(人を見るときは)影の一番濃いとこ見んだよ」という代表的な台詞があります。
しかしながら私は股間を見てしまいました。でも、影っちゃ影ですよね???

綾野剛の股間と松田龍平のミステリアスな色気に酔いしれるのもつかの間。後半で登場する中村倫也の美しさに度肝を抜かれました。
ネタバレになるので詳細は控えますが、中村倫也の新境地。出演時間こそ4~5分くらいで短いものの、インパクトを残します。

また、岩手の美しい自然や静かに移り変わっていく季節が儚く、光と影とそこに流れる時間を視覚的に感じることができました。

だれもが多かれ少なかれ持っているであろう「影」の部分を濃くするのは、他者からの期待かもしれません。対人関係において自分の理想や思い込みで人物像を描くと、無意識に影の部分から目を背けてしまいます。
今野が目の当たりにする日浅の影に、やるせない気持ちになりました。でもきっと人はこうして人生を重ねていくのでしょう。

©2020「影裏」製作委員会
映画『影裏』視聴方法
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本ページの情報は2021年3月時点のものです。
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