サスペンス / ミステリー

映画『Diner ダイナー』日給30万円の怪しいアルバイト

映像化不可能といわれた小説を蜷川実花×藤原竜也で実現した映画『Diner ダイナー』。2019年7月5日の公開日初日に劇場で鑑賞してきました。

  • 蜷川父娘が好き
  • 藤原竜也を愛でたい
  • 普通の食テロじゃイヤ

※後半にネタバレを含んでいます。
ネタバレ前に再度ネタバレ注意喚起をさせていただきますが、お気をつけください。

映画『Diner ダイナー』概要

あらすじ

殺し屋専用の食堂<ダイナー>に君臨する天才シェフ・ボンベロ(藤原竜也)。そこでは命がゴミのように扱われていた。食堂でのルールは下記。

  1. シェフに従うか、死ぬか。
  2. 殺し屋以外、入店不可。
  3. どんな殺し屋でも、平等に扱う。

そんな食堂に身売りされてやってきた孤独な少女・オオバカナコ(玉城ティナ)。日給30万円の怪しいアルバイトに手を出したため、巻き込まれてしまう。

殺し屋だらけの逃げ場のない食堂で、新たな殺し合いが始まった。

映画『Diner ダイナー』玉城ティナ
©2019「Diner ダイナー」製作委員会

キャスト一覧

ボンベロ(藤原竜也)
殺し屋から足を洗った天才シェフ。
オオバカナコ(玉城ティナ)
母親に捨てられた孤独な少女。
スキン(窪田正孝)
全身傷だらけ。ボンベロとは古い仲。
キッド(本郷奏多)
ホルモン注射と全身整形で骨格まで変える。
ブロ(武田真治)
筋肉自慢の荒くれ者。酒と女が好き。
カウボーイ(斎藤工)
カナコがバイト先で出会った男。
ディーディー(佐藤江梨子)
カウボーイと一緒に現われた女。
ブタ男(金子ノブアキ)
カナコを組織に売り飛ばす。
マテバ(小栗旬)
組織内の東のトップ。昆虫が好き。
マリア(土屋アンナ)
組織内の西のトップ。面食い。
無礼図(真矢ミキ)
組織内の北のトップ。男装の麗人。
コフィ(奥田瑛二)
組織内の南のトップ。ミカンにこだわる。

カナコ役【玉城ティナ】出演作品『暗黒女子』の感想はこちら映画『暗黒女子』告発で明かされる女子高生の裏の顔

映画『Diner ダイナー』キャスト・キャラクター
©2019「Diner ダイナー」製作委員会

作品情報

『Diner ダイナー』(2019年)
出演:藤原竜也 玉城ティナ 窪田正孝
監督:蜷川実花 原作:平山夢明

映画『Diner ダイナー』感想

映画『Diner ダイナー』タイトル
©2019「Diner ダイナー」製作委員会

見どころ3選(ネタバレなし)

  • 蜷川実花の世界観
  • クセの強い登場人物
  • 窪田正孝のスフレ実食

まず、セット・衣装・演出のどこを切り取っても蜷川実花の世界観でした。

映画『Diner ダイナー』蜷川実花の世界観
©2019「Diner ダイナー」製作委員会

鮮やかで艶っぽく毒々しい。
みんなが予想(期待)した「蜷川実花ワールド」が崩れることなく健在しています。
アクションシーンまでも華やかで、素直に綺麗だと思いました。

蜷川実花の「藤原竜也をかっこよく撮る」という企みどおり、とにかく藤原竜也が最初から最後までかっこいいです。

蜷川実花の父であり藤原竜也の恩師・蜷川幸雄への弔いのような共演シーンもありました(熱い)。

映画『Diner ダイナー』藤原竜也と蜷川幸雄
©2019「Diner ダイナー」製作委員会

登場人物は全員クセが強いのですが、中でもサイコパスだったのが本郷奏多演じるキッド。ホルモン注射と全身整形によって骨格まで変えた、子どもの見た目をした殺し屋です。

無邪気さが不気味。

映画『Diner ダイナー』本郷奏多
©2019「Diner ダイナー」製作委員会

また、Dinerというだけあって出てくる料理も凝っています。

どの料理も、おいしそうなのにどこか不気味な見た目。なんかこう、ニューヨークとかにありそうな。前衛的っていうんですかね。

映画『Diner ダイナー』玉城ティナ
©2019「Diner ダイナー」製作委員会

トロトロのチーズやふわふわのスフレさえ、なぜか毒々しく見える不思議。
これも蜷川実花マジックなのでしょうか。

そのスフレを最高にエロく食べる、我らが窪田正孝よ。

映画『Diner ダイナー』窪田正孝
©2019「Diner ダイナー」製作委員会

あんなに色っぽくスフレ食べる人いる?(いない)
カナコと会うたびに「カナコぉ」「カナコぉ」と喘ぐ姿もエロい。なんならもう、スフレもエロい(腐った目)。

窪田くんファンはマジで必見ですよ。腹筋も拝めますから、えぇ。

映画『Diner ダイナー』窪田正孝と玉城ティナ
©2019「Diner ダイナー」製作委員会

予想外だったのが、思いのほか感動シーンが多くて泣いてしまったこと。『バトル・ロワイヤル』みたいなゴリゴリのデスゲームというよりも、ヒューマンドラマ要素が強いかも。

ただ、そのあたりについては具体的に書きたい部分も多々あるのでネタバレを含めて綴らせてください。

下記よりネタバレを含みます。まずは劇場で本編をご覧くださいませ。

 

 

 

つっこみ3選(結末ネタバレあり)

  • あっさり殺られる
  • 緊迫のお料理教室
  • 急展開の恋愛モード

殺し屋が集まる食堂なので激しいバトルシーンを想像していたのですが、序盤~中盤はあっさり殺られてしまう人が続出。でもこれは登場人物が多いので仕方ないのかもしれませんね。

また、終盤の危機的状況下で始まったお料理教室もハラハラしました。あんな状況で頭に入らないよね(カナコすごい)。

映画『Diner ダイナー』キッチン
©2019「Diner ダイナー」製作委員会

なんて、野暮なつっこみ失礼しました。なにより1番驚いたのがボンベロとカナコの急展開よ!

ちょっと前まで「便器舐めろ」って命令してたのにぃ。体張ってカナコを守っちゃうんだから。もうこれ絶対最初からカナコのこと好きだっただろぉ。好きだからいじわるしたろぉ。

映画『Diner ダイナー』藤原竜也と玉城ティナ
©2019「Diner ダイナー」製作委員会

まぁ、なんやかんやあって最後はメキシコの伝統行事「死者の日」に再会をする2人。死者の日は故人の魂を迎えて供養するお祭りです。つまり、ボンベロは助からなかったのではないかと解釈しました。

ボンベロが店にこないことがカナコにとって(いつかきてくれる、という)生きる希望になっているのでしょう。うぅ、つらい。

※生きてたらごめんなさい※

映画『Diner ダイナー』藤原竜也と蜷川実花
©2019「Diner ダイナー」製作委員会

それにしても藤原竜也って、アシメントリーな髪型が似合いますよね。シェフ姿もめちゃめちゃかっこよかったなぁ。

私の中では『藁の盾』とか『パレード』とか『22年目の告白』とかクズい藤原竜也が多かったので、久しぶりに正統派イケメンの藤原竜也を見ることができました。大満足。

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ヤナマリ | 柳本マリエ
ヤナマリ | 柳本マリエ
記事内《敬称略》で失礼します。映画メディア「シネマトゥデイ」にて2年間ほどコラムと漫画の連載をしておりました。詳しい経歴はこちらにて。暗くて重くてゲスくてクズくて濡れ場が多い作品が好き。最近は極道ものに手を出しました。