映画『ひかりをあててしぼる』は、高級マンションに住む夫婦の秘密が描かれています。
- 実話に基づく話が好き
- 夫婦の狂気を覗いてみたい
- 人にどう思われるか気になる
映画『ひかりをあててしぼる』概要
あらすじ
渋谷区の路上で切断された右腕が発見される。遺体の身元は高級マンションに住むエリート会社員・谷中浩平(忍成修吾)だった。

容疑者とされる妻・智美(派谷恵美)は行方不明となっており、浩平の友人・豊永巧(永山たかし)が智美の妹・恵美(桜井ユキ)の自宅を訪れる。
そこで恵美は、姉・智美が夫・浩平から日常的に暴力を受けていたことを知らされる。
キャスト
谷中浩平(忍成修吾)
エリート会社員で妻にDVをしている。
谷中智美(派谷恵美)
浩平の妻で肩書きや収入を気にする。
豊永巧(永山たかし)
浩平の友人で智美のことが好き。
木下恵美(桜井ユキ)
智美の妹で巧と関係を持つ。
作品情報
『ひかりをあててしぼる』(2016年)
出演:忍成修吾, 派谷恵美, 永山たかし
監督:坂牧良太 脚本:宮崎大祐, 坂牧良太
映画『ひかりをあててしぼる』感想

見どころ3選
- 狂気的なパワーバランス
- ダブル不倫の夫婦関係
- 下着姿で死体処理
本作は、2006年に起きた新宿・渋谷エリートバラバラ殺人事件に基づいて描かれています。
外資系不動産投資会社に勤務するエリート会社員の遺体が、新宿区の路上と渋谷区の民家で発見される
まず冒頭で、妻が夫を土下座させる狂気。合コンで出会ったにも関わらず「学生時代の友人」と周囲に嘘をついてスピード結婚。ところが経済力のない夫に妻はブチギレ、授かった子どもも堕胎。しかしながら次第に夫は妻へ暴力をふるうようになります。
経済面において妻が優勢だったものの暴力によって夫が優勢となりパワーバランスが逆転したかのように見えるのですが、妻にはそれを覆すほどの狂気がありました。
高級マンションのリビングに不自然に置かれたクローゼットもその狂気に拍車をかけます。このあたりはもはやホラー。
なにより不憫なのは、夫・浩平の友人で妻・智美に好意を寄せる巧。
浩平からも智美からも罵倒された上に、シンプルに事件に巻き込まれてる。

それなのに浩平の不倫の擁護まで引き受けるお人好しっぷり。さらに智美から命令されて死体の処理まで付き合わされます。なんて損な役回りなんだ。
もうかわいそう・オブ・かわいそう。
それにしても、死体の処理って下着姿で行うのが相場なんですかね。猟奇殺人映画ってだいたいそうじゃありません?
服に血がつくからかな。だったら安いTシャツとか着たほうがよくないですか。下着って布の面積少ないのに高いから汚したくない。
まぁ、死体を目の前にしたらそんなこと考えてる暇なんてないでしょうけど。
華奢な体(下着)で大きなのこぎりを使ってゴリゴリと死体をバラバラにしていく姿は狂気そのもの。
どの時点で取り返しがつかなくなってしまったのか考えてみましたが、冒頭からすでに歪みが大きく、これが実際に起こった事件に基づいていると思うと言葉を失います。
©2016 ひかりをあててしぼる製作委員会
映画『ひかりをあててしぼる』視聴方法
動画配信サービス各社配信情報
本ページの情報は2021年3月時点のものです。
最新の配信状況は各サービスにてご確認ください。
配信状況 | サービス名 |
---|---|
○ | Amazonプライム・ビデオ |
× | Hulu |
× | Netflix |
○ | U-NEXT |
× | Paravi |
× | dTV |
× | FODプレミアム |
※登録も解約も簡単で配信数が多くアダルトも強い
(違法動画を探すより早い・安全・高画質)