映画『だれかの木琴』は、若い美容師に執着するストーカー主婦が描かれています。
- 惚れっぽいところがある
- 他人の私生活が気になる
- パートナーを愛している
映画『だれかの木琴』概要
あらすじ
親海小夜子(常盤貴子)は警備機器会社に勤める優しい夫・ 光太郎(勝村政信)と中学生の娘と3人で暮らす、ごく普通の主婦。
ある日、引越し先で偶然見つけたヘアサロン「MINT」で若い美容師・山田海斗(池松壮亮)に髪を切ってもらう。

帰宅後、海斗から届いたお礼の営業メールに小夜子は律儀に返信をする。
営業メールに返信をしてくる人はめずらしく海斗は写真つきのメールで返信を重ねた。
返信が途絶えると小夜子は店を訪れ、海斗を指名。さらに会話をヒントに海斗のアパートまで探し当て、様子を見に行ってしまう。
キャスト
親海小夜子(常盤貴子)
優しい夫と中学生の娘がいる普通の主婦。
山田海斗(池松壮亮)
ヘアサロン「MINT」に勤める美容師。
真藤唯(佐津川愛美)
海斗の恋人でロリータアパレルの店員。
新海光太郎(勝村政信)
小夜子の夫で警備機器会社に勤める。
かおる(河井青葉)
光太郎のゆきずりの相手。
作品情報
『だれかの木琴』(2016年)
出演:常盤貴子, 池松壮亮, 佐津川愛美
監督:東陽一 原作者:井上荒野
映画『だれかの木琴』感想

見どころ3選
- ストーカーになる瞬間
- 昼も夜も営みまくる夫婦
- 激化するストーカー行為
興味深いのは、ストーカーになるハードルがそこまで高くないこと。そして、対象はだれでもいいということ。
ストーカー主婦という単語だけ聞くと夫に愛想をつかした主婦をイメージするかもしれませんが、決してそうじゃない。

常盤貴子演じる妻・小夜子と勝村政信演じる夫・光太郎は互いに愛し合い、昼も夜も営みまくっています。
どれくらい営んでいるかというと、仕事の合間に夫が自宅に立ち寄り、そのまま妻とリビングでおっぱじめてしまうほど。
妻にいたっては、妄想の中でも夫に抱かれるという超健全夫婦。

にも関わらず、妻は池松壮亮演じる若い美容・海斗に心を囚われてしまいます。
「そんなつもりじゃない」と本人にさほど自覚はなく、少しずつストーカー化していくさまは狂気そのもの。

海斗の自宅を特定しただけでなく、海斗の恋人の勤め先にまで現れ、さらにそこで購入したワンピースを海斗の自宅玄関に置いていくという奇行はホラー映画かと思いました。

そこまでしてしまう執着心も最初は些細なことで、孤独をうまく消化できないばかりに激化してしまったのではないかと推測します。
主婦だから・独身だからとかではなく、だれしもストーカー予備軍なのかもしれません。
©2016年『だれかの木琴』製作委員会
映画『だれかの木琴』視聴方法
動画配信サービス各社配信情報
本ページの情報は2020年2月時点のものです。
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配信状況 | サービス名 |
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